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バイオ3発表でカプコン株価大幅上昇

バイオ3発表でカプコン株価大幅上昇

株価が4%値上がり|仕込んでいた人の勝利

カプコンがバイオハザードRE3を2020年4月3日に発売することを発表しましたが、この発表で株式会社カプコンの株価が大幅に上昇することになりました。12月11日にプレス向けリリース発表がありましたが、11日時点ですでに4日続伸。発表の週最後の取引である13日金曜日は2,909円(終値)で約4%の大幅上昇とりました。
報道機関向けリリース
カプコンの報道機関向けリリース

カプコンのプレスリリースのPDF

本タイトルは、バイオハザード3LAST ESCAPE(1999年)の現行機向けリメイク版のようです。夏頃よりクローズドベータテストやアナウンスがあったPROJECT RESISTANCEが同梱されてのリリースとなるそうです。

値動き|時系列

12月3日に2,616円(終値)であったものが、翌日12月4日に2,705円に上昇したが、翌12月5日に下落し2,661円(終値)に落ち着く。しかし12月6日より上昇に転じて2,673円(終値)で12月の第1週を終える。週明け12月9日から2,720円(終値)と、10月29日以来の2,700円台を超えてきた。ちなみに10月29日は2,882円の高値だった。12月10日は2,721円(終値)、報道機関向け発表があった12月11日は2,797円(終値)で2,800円台目前。報道翌日は実に4%上昇の2,909円(終値)で値上がり率トップ10入りだった。
  • 12月2日  2,623円(終値)・出来高354,600株
  • 12月3日  2,616円(終値)・出来高418,900株
  • 12月3日  2,616円(終値)・出来高418,900株
  • 12月4日  2,705円(終値)・出来高961,700株
  • 12月5日  2,661円(終値)・出来高546,000株
  • 12月6日  2,673円(終値)・出来高422,700株
  • 12月3日  2,616円(終値)・出来高418,900株
  • 12月9日  2,720円(終値)・出来高643,900株
  • 12月10日 2,721円(終値)・出来高560,700株
  • 12月11日 2,797円(終値)・出来高1,027,800株(プレス発表)
  • 12月12日 2,909円(終値)・出来高1,658,600株(4%上昇)
  • 12月13日 2,909円(終値)・出来高1,163,700株(終値が前日と同じですがタイプミスではありません。)

今年のカプコン株価

今年の株式は米中の貿易摩擦で右往左往させられた年。カプコンも同様。嵐を巻き起こした米国株式だけ独走。史上最高値を更新し続け28,000ドル台というアメリカ独り勝ち。もうラオウ状態。

正月から春のGWくらいまで

年末に2,000後半~2,100円前半という値で2018年を終わり、年明け取引では2,100円前半で始まった。そこから4月22日(月曜日)まで上昇基調で2,505円に力強く上昇。この冬から春にかけての上昇基調は何でだったか覚えていない。たぶんモンスターハンターのアイスボーンのお陰かしら???

春のGWからお盆休みまで

しかし一週間後の5月6日(月曜日)には2,150円まで急落し、5月15日には今年最安値の2,032円まで下落した。2,500円付近から2,000円付近まで20%も下落するなんて土砂降りも何が要因だったか覚えていない。この時期何かあったのだろうか。多分米中の貿易摩擦がさらにエスカレートした、もしくはモンスターハンターを中国で配信予定だったテンセントが、北京の独裁政府様から禁止のお達しがあったような気もしてきた。別に熊野プーさんをハンティングするゲームでもないだろうに、何をそんなに恐れているのかしら。独裁者の考えはよくわからない。 このあとしばらく株価は低調のまま2か月近く経過して、夏休み本番を迎えて再び急上昇。8月2日に2,650円。8月19日には2,889円の高値を記録。やっぱりゲーム会社は夏休みとクリスマス正月なのかしら。たぶん9月のTGSを控えて、様々な発表もあったせいだろう。

秋の権利確定から師走

このまま10月末までは高値圏で推移し、10月29日は2,882円の高値。10月30日には2,641円に大きく下落する。株主になるとご存じですが、9月末とか10月末とかはいろいろ決まりがあって売り買いが発生します。その後2週間ほど低調。11月下旬から2,600円台で薄商い状態で推移して、本ページ冒頭のバイオ3発表で年初来最高値(12月13日現在終値ベース)を記録した。 サマリー
  • 2019年1月7日:2,144円(今年の初取引)
  • 2019年5月15日:2,032円(今年の差安値)
  • 2019年12月13日:2909円(今年の最高値)
  • 株式時価総額:約3,940億円
  • PER(実績):25.19倍
  • PBR(実績):3.49倍
  • 配当利回り:1.20%(一株当たり20円)
いずれも12月13日時点での値です。

上出来じゃないですか。がんばりましたねカプコンの皆さん。お疲れさまでした。

 配当利回りもありがとうございました。でも、どうせこれもバイオハザード3とかになって還流しますので、開発がんばってください。利回りの15%が所得税として、5%が住民税として持っていかれました。

零細株主から2割も持っていくなよー(´・ω・`)。

カプコンの内容を少し詳しく

9月30日時点での保有株式に中間配当金決算書などが送られてくる。サイトのIR情報と同様の内容も記載された冊子も送られてくる。6月には株主総会がある。

ゲーム部門

取締役会の説明によると、デジタルコンテンツ事業すなわちゲーム部門は78.2%でした。わたしはカプコンといえばバイオハザード屋さんと思っているけれど、世間・売上的にはモンハン屋さんなのでした。要約すると、今期はモンハン・アイスボーンが儲かった。らしい。バイオRE2よりもアイスボーンさんのほうが利益が出る。過去作の移植なども、経費を抑制できながら売り上げもまあまあらしい。前期よりも売上総額は15%減ったが、利益は23%増加と大幅に伸びた。いいね! 株主としてはパッケージ版なんてコストかかるから、みんなダウンロード販売にしてしまえと言いたくなる。

アミューズメント施設部門

ほとんどがゲーム部門かと思ったら、残り2割は別部門が売り上げている。

「え。ほかにカプコンって何かやっているの?」

と思ったら、アミューズメント事業が16.7%もあるという。池袋と藤井寺の新店の他に全国39店舗のカプンコさんのお店があるという。売上高は約62億円、利益は約9億円。こういう固定費が大きく発生する事業は、逃げ足の速さが重要(笑)。

アミューズメント機器事業

何の機器なのかと思たらパチスロ機部門らしい。売上比は0.6%とわずか。しかし前期は6億円の味だったので、2億円の黒字にしたことは素晴らしい。しかし個人的にはパチンカス部門なんぞ要らん。

その他の部門

ライセンスの販売によるロイヤリティやキャラクターのグッズ販売らしい。ああ、あれですか。ラクーン君とかですかね。まあゲームキャラのグッズ販売は、なかなか利益率がよさそうなので、増えてくれるとよいですね。売上比は4.4%。16億の売り上げで7億の利益。いいですね。

バランスシート

詳しい数値は載せないけども、いいではないですか。ゲーム会社のキャッシュフローってどれくらいが適切なのか知りませんが。

株主構成(上位大株主)

  • 株式会社クロスロード(最大株主)10.01%
  • 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.36%
  • 日本トラスティー・サービス信託銀行株式会社(信託口)4.59%
  • 辻本一族系 4名 3~4%
  • JPモルガンチェースオッペンハイマー 2.68%
  • BNYM 1.91%
筆頭株主のクロスロードってのは非公開企業かなー。誰が社主なの知らないけれど、もしかしたら創業家とか初期の出資者なのかな。次の信託会社はそれぞれ三菱系、三井住友とみずほ系。創業家のご一族は3%前後の持ち株比率だけど、4名合わされば筆頭かな。JPモルガン系とかは、いまやカプコンさんの客の8割は海外だから当然か。

カプンコさん、来年もがんばってくださーい。

 

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