バイオ7に登場するTV取材陣『 Sewer Gators』のピートが出演する動画が2本公開
取材クルーの残したテープというよりプロモーション動画
バイオハザード7本編にて、ルイジアナ州ダルウェイのベイカー邸廃屋に取材に訪れた、TV取材チーム・Sewer Gatorsのピートさんがご出演されている、『Not A Hero』向けのプロモーション動画2本が、11月15日、23日にYouTubeのカプコンbiohazard公式チャンネルにて公開されました。『取材映像』と銘打っておりますが、現地取材前の資料映像というよりも、プロモーション色が強い内容になっております。2本のタイトルとリンクは以下の通りです。
どちらも、12月14日発売のバイオハザード7GOLD EDITIONおよび無料DLC『Not A Hero』向けのプロモーション動画です。動画はリポーターのピーター・ウォーケンが出ていますが、どうやらピートのモデルになっている、カプコンのグローバル調査開発部門のシニア・マネージャーの、ピーター・ファビアーノ(Peter.J.Fabiano)氏が、実際に演じているように見受けられます。ファビアーノさん、非常に芸達者です。ファビアーノ氏ご本人のTwitterアカウントもあります。ちなみにバイオハザード・リベレーションズのローカライズ責任者だったそうです。この動画は二つとも多分にネタに富んでおります。
海外サイトに、お人柄が良さそうなご本人の顔写真がありました。権利的に疑問だったのでスクショとリンクを貼ります。ご興味のある方はリンク先でご覧ください。
vol.1はルーカスについての動画
vol.1はルーカス・ベイカーについてです。下水道調査員(Sewer Gators)たち3名は全員殺害されてしまうので、動画は当然ながら殺害前・現地取材前に撮影されたもののスタイルをとっています。しかし、動画内でのご本人のセリフのとおり、『Not A Hero』のCM色が強い内容になっています。3名遺作の映像なのか、告知CM動画なのか混乱します。動画内では、ルーカスが奇妙なギミックに凝っていること、バイオテロに関わった組織と関わりがあったらしいこと、などが語られています。
これをピートの遺作映像と捉えた場合、彼ら3名は取材前にかなり事件の核心に近づいていたことになるのかもしれません。バイオ7本編で、廃屋に訪れた彼ら3名の会話からは、ここまで知っていたようには思えませんでしたので。それに『Not A Hero』に動画内で言及するのも、ゲーム内のキャラが、現実の未発表のタイトルに言及してることになってしまい、設定が破綻し……。まあ、プロモーション動画なのでしょうから、辻褄的な検証は無粋なのでしょう。
ガスガンやバッグ・アパレルなど様々な関連商品を発売しているのだから、もうちょっと設定を大事に扱ったほうが良いのではないでしょうか。動画でも仰っているように、「もう少しマシなやり方あるだろ」と思いますが、もしかしてこれは、カプコン内部の声だったりして…..。だったらおわってる。
ピーター・ウォーケン役の、ピーター・ファビアーノさんの芸達者ぶりが瞠目に値する動画です。「なんだよこれCMか?」と「もうちょっとマシなやり方あるだろ」は今後様々なところでネタとして再利用されそうな気がいたします。ミルコ先生の画像のように。
vol.2はクリスについての動画
vol.2の動画の日付は11月22日になっておりまして、ピートことピーター・ファビアーノさんの衣装もvol.1の動画とは異なっています。この動画ではピートがクリスについて語っている動画になっています。「伝説的英雄」と言っているので、ゲーム内世界では、やはりクリスはバイオ5で相棒のシェバが言ったようにスーパーヒーロー的位置付けなのでしょう。なのにバイオ7での整形手術はいったい…..。
プレイヤー達の疑問の一つだった、『蒼きアンブレラ』についても言及しており、『Not A Hero』でそのへんの事情も明かされるように匂わせています。わたくしは、自称クリスさんは青いアンブレラの組織に属しているのかと思っていましたが、ピーターさんは「協力関係」と言っているので、ちょっと複雑事情のようです。へんに勿体つけて引っ張らずに、本当に明らかにして欲しいところです。
こちらの動画でも、最後に自虐的なジョークを最後に飛ばします。曰く「本当に同じ奴か?」。クリスの顔写真入りと思われる書類を見た後のピーターの言。ここが笑いどころなのでしょう。
バイオハザード7のクリス・レッドフィールドについては、プレイヤー達にいろいろ議論を巻き起こしてしまったと思います。かく言うわたくしもその大勢の中の一人です。「フィクションに突っ込んでもしょーがない」「もともとクリスはPS時代とHD機時代では顔が全然違う」とか、「バイオ5、6のクリスに似た人をリアルに見つけられなかった」だの「これまでのバイオと決別と言っとるだろ」とか色々と意見が上がり、ファンの人たちの揉め事にまで発展したような気がいたします。
「フィクションに突っ込んでもしょーがない」
確かに「フィクションに突っ込んでもしょーがない」ですね。たかがゲームなんだし。でも、これを理由にしてしまったら、娯楽作品はつまらなくなる気がします。バカらしくなって離れていく人もいるでしょう。
別のゲーム会社の作品ですが、某ポリティカル・エスピオナージ・アクションのゲームは、ストーリーや辻褄とかが素晴らしですね。一人の人物が長らくシリーズの指揮を執っているのは良し悪し両面あるのでしょうが、やっぱりあちらのゲームの方がストーリー、辻褄、伏線、設定などがおかしくなくて驚きです。比べちゃいけないのでしょうけれども。
ここで笑える人は、大人でありながらゲームを楽しめる人ですよね。難しいことに拘らずに楽しむのがゲームへの接し方なのかもしれません。でも難しいことに拘ったゲームを作った某ゲーム監督って、本当に大したものだなあと、改めて別のゲームシリーズを評価してしまいました。
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